みなさんこんにちは、今西電気商会です(^^)/
今日は先日の予告どおり、自動火災報知設備の誤発報原因①について説明できればと思います
よくある誤発報原因のトップは感知器の経年劣化です・・・あくまでも個人のイメージです(^_^;)
経年劣化、、、これが一番多いと思います
よく使われている感知器に「差動式スポット型感知器」と「光電式スポット型感知器」というものがあります
「差動式スポット型感知器」
差で動く・・・なんのこっちゃと思いますが、火災が発生した際の熱による空気の膨張を感知し、その気圧差で発報する仕組みの感知器です
写真の矢印の部分に熱が加わると、ドーム内の空気が膨張しスイッチを押し上げるような仕組みです
ただし完全に密閉空間だと、日常の気温上昇でも中の空気が膨張して発報してしまうので、緩やかな坊町の場合は気圧を逃がすための穴が設けられています
この穴が年数の経過とともに詰まっていき、圧力が逃げることができなくなると、日常の気温上昇でも発報してしまうことがあります (´д`)
「光電式スポット型感知器」
こちらは煙を感知する火災感知器です
写真の横穴から煙が入ることにより、中の暗室内に照射されている光の透過性低下を感知して発報するしくみとなります
こちらは劣化と言うよりも、周囲に埃やチリがたまっていると、発報しやすいと経験的には感じています(。・ω・。)
そもそも煙感知器は、埃や水蒸気が滞留する場所には設置しない方が良いのと、周囲の清掃をこまめにすることで、ある程度誤発報の確率は下げることができると思います。
どちらの感知器も、法令に定められた6ヵ月に1回の法定定期点検により、劣化具合を見ることができる場合も多いので、定期点検が基本となります(^^)
夜中や店舗の営業中に誤発報して消防車が来て・・・てなことになる前に、点検で不具合を事前に発見しましょう(^^)/
写真提供:京都市中京区「京町家クレープリー MONO MONO CAFE」さん
https://monomonocafe.wixsite.com/website